定山渓の森 Encyclopedia of flora and fauna
動植物図鑑

ギンリョウソウ(銀竜草)

 ギンリョウソウは山地のやや湿り気のある落葉の多い腐葉土に生育する。定山渓では朝日岳や親水公園などで多く見られる。葉緑素を持たず、光合成もせず、根に付着した地中の菌類に寄生して栄養を得ている、「菌寄生植物」または「多年生菌従属栄養植物」と呼ばれる。菌類は樹木と共生関係にあるので、菌類に寄生しているギンリョウソウは、間接的には樹木の寄生植物ともいえる。定山渓での対象となる樹木はミズナラで、ナラタケ菌に寄生していることが多い。

 万緑の中の白一点として木下闇で異彩を放つギンリョウソウは全草が「ろう細工」のような透明感のある銀白色で、その幻想的な姿形が竜のようだと「銀竜草」と命名された。花期は6~8月。

信息

科名・属名
ツツジ科(旧イチヤクソウ科)
花期
6~8月
花の色

分類

分類
花・植物
季節
6月, 7月, 8月
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